InnOpeのサービスはお客様の事業に重要な影響を与えます。そのため、InnOpeはお客様の利益のために最善を尽くす責任があり、お客様の利益を損ねる行動をとる、または、お客様の利益を損ねる可能性のある状況を有してはなりません。

一方、地域経済の利害関係は複雑であり、何も対策を取らなければ、InnOpeが無意識のうちにお客様の利益を損ねる可能性があります。また、様々な利害関係が錯綜する中、難しい判断を迫られる場面もあります。

そのため、InnOpeがプロフェッショナルとしてサービスを提供するための前提として、指針とすべき倫理的な規範を作成しました。これがCode of Conduct（行動規範）です。このCode of Conductは、法規制の改正・経済環境の変化・社会構造の変化・技術進歩などに対応する形で常に変化させていくものです。また、Code of Conductは具体的なルールではなく抽象的なフレームワークです。そのため、InnOpeが倫理的な問題に直面したとき、Code of Conductに機械的に当てはめるのみでは不十分であり、Code of Conductの趣旨を理解し、最善な行動について常に深く考えることが必要です。

InnOpeは、Code of Conductを、守るべき価値観の基礎と位置付け、全ての意思決定や行動の指針とし、実践していきます。お客様が安心してInnOpeと取引を行う環境を作ることで、社会の信頼に応えてまいります。

Code of Conduct（行動規範）

高品質なサービス提供

  • 豊富な知見に基づき、卓越したサービスを誠実に提供します。InnOpeや業界の信頼と品位を傷つけないように努めます。
  • InnOpeの能力・組織を超えた、達成できないことが明らかな依頼を引受けません。
  • 不必要なサービスや、根拠に基づかない主観的な価値観・経験を押し付けません。
  • サービス水準の向上に結びつかない、縁故による採用・人事評価・取引先の選定を行いません。
  • お客様の多様かつ変化するニーズに対応するため、最新の知見の入手・教育・能力開発を継続的に行います。

説明責任

  • サービス範囲・内容や、InnOpeが提供できることと提供できないこと、InnOpeとお客様との役割分担・責任範囲、プロジェクトのリスク、報酬を明確化し、説明します。

独立性・客観性の保持

  • サービス提供に影響を及ぼす利害関係を有しません。
    • InnOpeのメンバー・取引先と、お客様との利害が対立する場合、サービス提供を行わない、サービス提供の範囲を制限するなどの対応をとります。
    • 同一市場で競業する複数社の契約は、サービス提供してもそれぞれの利害が対立しないかを慎重に検討します。状況に応じて対応を検討します。
    • サービス水準の向上に結びつかないと判断する取引先・サービス水準の向上に結びつくか否か判断できない取引先からは、斡旋手数料を受領しません。
    • お客様や取引先と適切な距離を取り、サービス水準を確保できない過度な交際を行いません。
  • InnOpeの経営の独立性を阻害する利害関係を有しません。
    • InnOpeは、お客様の経営に密接に関わる金融機関等へ過剰な融資・出資を申し込みません。

守秘義務

  • 業務上知り得た情報を、お客様の同意がある場合など正当な場合を除いて、家族・近親者を含む第三者に漏洩することを禁止します。この守秘義務には、現在のお客様に関する情報のみならず、潜在的な顧客・過去のお客様に関する情報も含まれます。また、InnOpeを退職後も守秘義務を負います。
  • 公的・私的な場やインターネット上・SNS上でお客様やその機密情報を特定できる発言を禁止します。
  • 機密性を守るため、セキュリティが十分確保された方法で情報を管理します。特に、紙面への印刷は原則行いません。

適正な報酬の請求

  • サービス水準を確保できないレベルや、公正な競争を阻害するレベルとなる低廉な報酬での契約は行いません。
  • 成功報酬での受注は、法令で禁止されている場合、サービス水準が確保できない場合、金額を客観的に算定できない場合などは行いません。
  • お客様が独力で解決可能な課題については独力で解決することを促し、InnOpeへの無用な報酬の支払いを回避します。
  • 正確かつ説明可能な執務時間のチャージを行います。

コンプライアンス

  • 反社会的勢力との関与やマネーロンダリングなどの経済犯罪への関与を禁止します。
  • インサイダー取引や内部情報の不適切な開示を禁止します。特に、InnOpeの近隣地域の上場会社等の有価証券は保有しません。
  • 法令上の規制を超える公務員との交際を禁止します。
  • 架空のコンサルフィーや経営指導料、手数料の受領・支払を禁止します。
  • 労働法を遵守し、健全な労働環境を維持します。
  • 他者の知的財産権の侵害を行いません。また、自らの知的財産権の保護にも努めます。
  • 規制当局とは丁寧かつ率直な姿勢でコミュニケーション・協力します。

差別の禁止・ダイバーシティの尊重

  • InnOpeのメンバー、取引先へのハラスメント・差別・いじめを行いません。
  • 採用・人事評価・取引先の選定において、人種・民族・宗教・肌の色・出身・政治信条・家族構成・年齢・性的指向・ジェンダーアイデンティティ・障害など、サービス提供に必要な能力と関係のない属性で、差別的な扱いを行いません。
  • InnOpeのメンバー、取引先の多様性を尊重することにより、様々な視点やバックグラウンドを持つ強みを生かしたサービス提供を行います。また、ダイバーシティの向上のため、職場環境の柔軟性を確保します。

地域・グローバルとのリレーションの構築

  • 地域内の根拠のない噂、ビジネスと関係のない悪い情報は拡散しません。
  • クレームは直接当事者へ伝達し、改善を促します。当事者の改善につながらない第三者への悪評の流布は行いません。
  • 組織の空気や同調圧力、黙示的なプレッシャーに臆することなく正しいと思ったことを発言します。
  • 競業他社の誹謗中傷を行いません。
  • 競業他社との健全な競争を阻害する過度な交際を行いません。
  • 地域に有用だと判断した場合は、地域内のみならず、地域外の取引先とも協業します。

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